地元のパン屋さんBoulangerie et vin KaZeとのコラボ企画、「スペインの情熱を感じる夜」大盛況で開催しました。
パン屋さんなのですが、ソムリエがいて、フランス料理が食べられる綾瀬市では珍しい料理店。
毎月、開催している「あやせ朝活」でもお世話になっています。
おせっかい家がスペイン好きと判明して、スペインワインにも注目しているソムリエの佐山様から声を掛けて頂いたのですが、もう夢のような企画でした。
ソムリエ選定のスペインワインは、カタルーニャ地方の発泡酒カヴァから、美食の街バスクの白ワイン、リオハの正統派赤ワインまで色々試せる超お得な夜
Facebook イベントページより
東京の高級スペイン料理店と同じワインを取寄せしてくれて、なんと12本も料理に合わせてセレクト。
スペインワインの魅力を知って欲しいとはいえ、全くの採算度外視。
1本1本丁寧に、発泡酒CAVAの説明から始まり、産地の説明やぶどうの種類んお説明、熟成方法などワイン好き、スペイン好きにはたまらないお話し満載。
スペイン料理も、色々な地方の名産料理が芸術的に表現されていて、こちらも大満足。
前菜では、セゴビア風マッシュルーム、タコのガリシア風やプロシュートがすてきな盛り合わせで登場。
美味しいCAVAに合わせて堪能したり、魚介に合うようにスペイン北部の白ワインをセレクトしてくれたり、もうここだけで堪能出来る感じ。
バカラオとパプリカのワインビネガーマリネは、さっぱりとしてワインの味を引き立てます。
バカラオはスペインではよく食べる鱈のことで、塩漬けにして長期保存が可能になっている場合が多いんです。それを、塩抜きしてまた調理します。
周りをくるっと囲んでいるのが、ワインビネガー。
崩すのがもったいないくらい綺麗ですが、ワインビネガーと和えながら白ワインを頂くと、もうたまらない。
ソパデアホというスペインの冬の名物にんにくスープは、コクがあるのに本当に上品な味に仕上がっています。
ここは、さすがフランス料理のシェフだなという感じでした。
スペイン料理だと、ニンニクがガツンと効いたパンチのある味になるのですが、あまり味が濃いと、ワインの味が消えてしまいますよね。
軽めの赤でも、しっかり合うように感じられました。
スペイン名物のトルティージャは、玉ねぎも入ってほっこりする味だけど、なんだか洗練されて大人な雰囲気。
もちろん、赤ワインにも合います。
参加した皆さんとの楽しい会話も盛り上がり、ワインのペースがどんどん上がっていくのですが、もうついて行くのがやっと。
途中で、もう分からない感じになりそうでしたがここでパエリアの登場。
魚介類の味がしっかり沁みて、大きなエビも入った豪華な一皿。
パエリアに合わせて出てきた、ブルゴスの赤ワインは、一番心に残る味でした。
学生時代に最初に訪れたバジャドリードという古都が、同じリベラ・デル・ドゥエロの赤ワインの産地なので、本当に懐かしい味なのです。
自分にとっては、正当派の赤ワインは、この味。
しかも、このワインは、バジャドリードで出逢った日本人の友人が今関わっているワイン商社が輸入したもの。
ご縁も感じます。
最後は豚肉をシェリー酒で煮込んでほろほろになったメインディッシュ。
赤ワインの美味しいのが、色々と堪能できて、もう楽しいけれどクラクラ状態でした。
でも、これまたさっぱりして美味しく頂きましたよ。
最後は、なんとナティージャというマドリード名物のスペインのデザートとコーヒーまでついて、大満足を通り越して、なんと説明したらいいのか分からない魅力満載の夜でした。
綾瀬の先輩方が、ワイン好きな方、スペインに興味のある方を誘って下さり無事に開催することができました。
本当にありがとうございます。
地元綾瀬だけでなく、お隣の大和市や岐阜からいらしたお客様も参加して頂き、同じワイン好きというだけで、とても盛り上がりました。参加した方からも大満足の感想をたくさん頂きました。
たくさんスペインワインをご用意頂いたソムリエの佐山さん、慣れないスペイン料理を研究して下さったシェフ、遅くまで気持ちよく対応して下さったスタッフの方のおかげです。
こんなに楽しく、美味しく、最高の夜を過ごさせていただき感激です。