こんにちは。住まいのおせっかい家です。
住宅収納スペシャリストの認定証が届きました。
住宅収納スペシャリストとは、「心地よい住まいづくりを提案するために、住まい手のモノの持ち方・暮らし方に合わせた収納提案ができる人」です。
(参考:住宅収納スペシャリスト認定講座テキストより)
「建物」の事は、構造や、間取り、キッチンやバスルームなどの設備、壁紙やタイル床材などの素材など、色々と情報もあります。
それを、自分好みに選択したら、心地よい暮らしになるのでしょうか。
同じ建物でも、住む「人」によって、暮らし方も、持っているモノの量や種類も違います。
「住まい」は生活をする場所です。
どんなにすてきな「建物」でも、そこに住む「人」にとって、暮らしにくかったら、心地よい「住まい」とは言えないですね。
暮らしやすさは、年齢や、家族構成とともにも変化します。
モノの量や、用途も変化するからです。
おせっかい家が目指している、安心して住み続ける住まいを提案すること。
住宅収納スペシャリストは、まさにそんな資格です。
建築士も、インテリアコーディネーターも、「建物」に対する資格です。
福祉住環境コーディネーターは、介護的な側面から「建物」が「人」に出来る事を提案する資格です。
整理収納アドバイザーは、「モノ」を整理して収納する資格です。
どの資格も重要なのですが、「住まい」に重点を置いた資格ではありませんでした。
・リビングを広くしたけれど、窓や、扉があって収納家具が全然置けない。
・掃除機をそのまま収納出来ないので、あまり使わない和室に出しっぱなしで置いている。
・大きなウォークインクローゼットを作ったけれど、使いこなせない。
どれも、住む「人」が持っている「モノ」に対して、「建物」の収納が合っていないのが、問題です。
お客様の要望を形にするだけでなく、見えない要望を引き出す力が必要だと思います。
住宅収納スペシャリストの講座カリキュラムでは、「お客様の要望を聴く力・把握する力」に対しても学びます。
具体的な内容も多く、とても勉強になりました。
この講座に参加して、
住まいの中心である女性としての目線、
家事や子育てを経験した主婦としての目線、
親の高齢化や介護に対しての目線、
おせっかい家が大切だと思っている事を、同じように重要だと考える方がいるというのが、一番心強い気持ちになりました。
住宅収納スペシャリストは、「本当にお客様の為になる提案が出来るようになるには。」という気持ちが原点にあると思います。
建物そのものではなく、そこに住む人の暮らしを重視する事が重要だと、再認識しました。