こんにちは。住まいのおせっかい家です。
段差のあるところは、ケガしやすくなります。家の中での事故は意外と多いようです。
家を1歩出てすぐの、玄関の階段も要注意ですね。
外階段は、通常タイル貼りが多いです。
靴がのる水平の"踏面"(ふみづら)と呼ばれる部分と、段差の部分"蹴込"(けこみ)と呼ばれる部分、どちらも、同じタイルで仕上げる場合がほとんどです。
でも、これが高齢になってくると白内障などで、見分けがつきにくくなります。
どこまでが、階段の段差部分なのか分かりにくかったら、想像するだけで危険なことが分かると思います。
そこで、レンガとタイルで材質も、色も変えてみました。
レンガを縦にして並べてあるので、雨の日でも、滑りにくくなっています。
大きなタイルを貼ると、"目地"(めじ)というタイルの間の部分が少なくなるので、スッキリとしますが、水はけは悪くなります。
もちろん、タイルの端部分は、滑り止めの加工がしてありますが、靴の先端部分だけになるので、小さなお子さんだと滑ってしまいやすいです。
レンガを組み合わせる事によって、階段を見やすくするだけでなく、滑りにくくする効果もあるのです。
ちょっとした工夫ですが、毎日使う玄関でケガをしない工夫です。
玄関ポーチは、ほとんどのお住まいで、段差があります。
手摺が設置してあると、より安心して使用する事が出来ます。
その際、気をつけたいのが材質です。
外部なので、雨や湿気に強いステンレスタイプにすると、夏は暑くて握る事が出来ません。
木製にすると、塗装したりメンテナンスが必要になります。耐用年数もそんなに長くはありません。
中身はステンレスで、表面を樹脂で加工してある手摺などがありますので、そちらがオススメです。
また、手摺の先がそのままだと、洋服の袖や、荷物などを引っかけて転倒してしまう可能性があります。
せっかく取り付けした手摺で、危険な事にならないようにしたいですね。
手摺の取り付け位置は、高齢の方にオススメなのは、床から80cmの高さです。
もちろん、使う人によって変化もします。年齢や、身長にもよりますが、大人の場合、75cm~85cmくらいが使いやすいようです。
玄関ポーチの段差で怪我をしないために、工夫出来ることはたくさんあります。